「ブレない、キレイな写真を撮りたい」──
そんなときに強い味方となってくれるのが三脚です。特に風景や夜景、集合写真、タイムラプスなど、手持ちでは難しいシーンにおいて三脚は欠かせないアイテムです。
でも三脚といっても、種類も価格もピンキリ。「高さはどれくらい?」「アルミとカーボンの違いは?」「雲台って何?」と迷ってしまう初心者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、三脚の基本構造や選び方、シーン別おすすめモデルまで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
三脚を使うメリットとは?
- 手ブレを防げる(夜景・星空・長秒露光などに必須)
- 構図をじっくり決められる(風景や物撮りに最適)
- 集合写真や自撮りができる(セルフタイマーやリモート撮影も)
- 動画撮影時の安定性が増す
三脚を使えば、写真表現の幅が大きく広がります。
三脚の基本構造と名称
- 脚部:高さを調整できる伸縮式。段数が多いほどコンパクトにたためる。
- センターポール:中央の軸。高さ調整が容易だが、上げすぎると不安定になることも。
- 雲台(うんだい):カメラを載せて角度を調整する部分。種類によって操作性が変わる。
三脚選びでチェックすべき5つのポイント
① 高さ(最大・最低)
「最大高さ」はアイレベル(目線の高さ)に近いと扱いやすいです。一方で「最低高さ」もチェックしておくと、ローアングル撮影に対応しやすくなります。
- 例:最大高さ 140〜160cm以上が目安
- センターポールを上げない高さでの安定感も重要
② 耐荷重
三脚の耐荷重(kg)はカメラ+レンズの総重量よりも余裕があることが理想。
- ミラーレス+単焦点なら2kg程度でOK
- フルサイズ+望遠ズームなら4〜5kg対応が安心
③ 素材(アルミ or カーボン)
- アルミ製:価格が安く耐久性が高いが、やや重め
- カーボン製:軽量で振動吸収性も良いが、価格は高め
持ち運びが多い人にはカーボン、価格重視ならアルミが◎
④ 雲台の種類
- 自由雲台:直感的に構図を決めやすく、持ち運びも軽量
- 3ウェイ雲台:水平方向・上下・回転を独立して調整可能で構図の微調整に強い
- ギア雲台:精密な動きが必要な建築や商品撮影に向く
⑤ 携帯性と収納サイズ
三脚は畳んだ状態で60cmを超えると持ち運びに不便です。登山・旅行など用途に応じて、収納サイズと重量のバランスを考慮しましょう。
初心者におすすめの三脚モデル
■ 軽量&コスパ重視タイプ
- Velbon EX-640N:初心者向けの定番モデル。軽量で手頃な価格
- Kenko スリック GX 6400:コスパ良好で日常使いに便利
■ 持ち運び重視のカーボンタイプ
- Leofoto LS-224C+自由雲台:軽量・高剛性で登山や遠征に◎
- Manfrotto Elementカーボン:コンパクトで旅行撮影に最適
■ 安定性重視タイプ
- SLIK PRO 700DX:重くても安定感抜群。風景・夜景に◎
- Manfrotto 190Xシリーズ:プロの現場でも愛用される高信頼モデル
三脚を使った撮影テクニック
- シャッタースピードが1/30秒以下になるときは三脚が◎
- タイマー撮影やリモコンを使うと手ブレがさらに防げる
- 地面が不安定なときは脚をしっかり開いて安定させる
- 水平器(水準器)付きなら構図調整がしやすい
まとめ:三脚は撮影の自由度を広げる必須アイテム
三脚があれば、夜景や風景、集合写真、タイムラプスなど、手持ちでは難しい撮影にも挑戦できます。
高さ・素材・雲台・耐荷重など、ポイントを押さえて選べば、長く愛用できる1本に出会えるはずです。
ShutterSparkでは、今後も初心者でも分かりやすく機材を選べるよう、アイテムガイドを発信していきます。まずは1本、あなたのスタイルに合った三脚を選んでみましょう!