ファインダーとライブビューの違いとは?使い分けで撮影が快適になる基本を解説

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ファインダーとライブビューの違いとは?使い分けで撮影が快適になる基本を解説

カメラで写真を撮るとき、被写体を見る方法には主に2つの手段があります。

ひとつはファインダー、もうひとつはライブビューです。

どちらを使えばいいの?どう使い分けるのが正解?

この記事では、ファインダーとライブビューの仕組みや特徴の違い、初心者にもわかりやすい使い分けのポイントを解説します。

ファインダーとは?

ファインダーとは、カメラを覗き込んで目で直接構図を確認するための窓のことです。

一眼レフやミラーレス一眼カメラには、2種類のファインダーがあります。

■ 光学ファインダー(OVF)

一眼レフに搭載されている「鏡とプリズム」を使ったファインダーです。

  • レンズを通った光を直接目で見る
  • タイムラグなし。リアルな見え方
  • 暗所では見づらくなることも

■ 電子ファインダー(EVF)

ミラーレス一眼に多く搭載されている、液晶モニター式のファインダーです。

  • レンズから取り込んだ映像を電子的に表示
  • 露出補正・ホワイトバランスなどの効果がリアルタイムで確認できる
  • 暗所でも明るく見やすい
  • バッテリー消耗はやや大きめ

EVFは「見たまま撮れる」感覚があり、初心者にも扱いやすいファインダーです。

ライブビューとは?

ライブビューは、カメラ背面の液晶画面に被写体を映しながら撮影するスタイルです。

スマートフォンで撮影するときと似た感覚で使え、直感的に操作できるのが特徴です。

■ ライブビューのメリット

  • 画面が大きく見やすい
  • 構図の微調整がしやすい
  • チルト・バリアングル液晶なら、ローアングル・ハイアングルも楽に撮れる
  • 顔認識・瞳AFなど、タッチ操作がしやすい

■ ライブビューのデメリット

  • 日差しの強い屋外では画面が見づらくなることがある
  • 構えが不安定になりやすく、手ブレのリスクが上がる
  • 長時間表示でバッテリーを消耗しやすい

特にバリアングル液晶を搭載したカメラでは、ライブビューが非常に便利に使えます。

ファインダーとライブビューの比較まとめ

項目 ファインダー ライブビュー
見え方 目視(OVF)または電子映像(EVF) 液晶画面で表示
構えの安定感 顔を密着させて構えやすい 腕を伸ばすため手ブレしやすい
見やすさ(屋外) 太陽光でもはっきり見える 光の反射で見づらいことも
アングルの自由度 構図の自由度は低め 液晶を動かせば自由自在
バッテリー消費 比較的少なめ(OVF) 多め

初心者におすすめの使い分け

最初のうちはシーンに応じて直感的に使い分けるのがベストです。

  • 屋外の明るい場所や動きのある撮影 → ファインダー(安定感がある)
  • 構図をじっくり決めたいときやアングルを変えたいとき → ライブビュー(画面で確認しやすい)
  • 三脚使用時や風景撮影 → ライブビュー(じっくり構図を整えられる)

特にライブビューは「初心者でも見やすく、設定の反映がわかりやすい」ので、初期の学習にも適しています。

撮影スタイルで選ぼう

自分の撮影スタイルによって、どちらが快適かも変わってきます。

■ ファインダー派

  • 構えが安定してブレにくい
  • バッテリー消費を抑えたい
  • 写真を撮っている「感覚」が好き

■ ライブビュー派

  • スマホに近い感覚で構図を決めたい
  • 低い位置・高い位置からの撮影が多い
  • リアルタイムで色や明るさを見ながら調整したい

どちらが正解というわけではなく、自分の「撮りやすさ」や「表現」に合った選び方が大切です。

まとめ:ファインダーとライブビューを使い分けて、撮影の幅を広げよう

ファインダーとライブビュー、それぞれに明確なメリットと使いどころがあります。

  • ファインダー → 安定感・集中力・屋外に強い
  • ライブビュー → 構図自由・設定確認しやすい・初心者に優しい

撮影シーンやスタイルに応じて、うまく使い分けることで快適に、そして思い通りの写真が撮れるようになります。

まずは「今どっちが使いやすいか」を感覚で選びながら、自分に合った撮影スタイルを見つけてみましょう。

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